GPSwalking

2006.06.30(金)

タバコの値上げ

私には全く関係ないことだが、明日からタバコが値上げになるらしい。
TVでまとめ買いをしている人へのインタビューが放映されていた。 「少しでも家計の足しになるように・・・」 などと言っている主婦もいた。
家計のためならこの際いっそのこと禁煙すればいいのに・・・・。 と、思ってしまう。

私の友人にも禁煙の本を何冊も買って、未だに止められずに吸っているのがいる。
かなり古い話であるが、我が家には灰皿がないのでトイレで吸った友人がいた。後でトイレに入って、何十年ぶりの強烈な煙の臭いには閉口した。
それは窓を開けっ放しにしておいても4~5日は抜けなかった。
その友人は 「タバコを止めるくらいなら死んだ方がましだ」 と言っていたが、ある時タバコを吸っていないことに気付いた。
訳を聞くと医者から癌を宣告されたと言うのだ。
土壇場になれば意外と簡単に止められたようだ。その彼も今はもういない。
土壇場になってからではなく、もう少し早く止めていてくれれば、まだ健在だったかもしれないと思うと残念だ。

私も昔はタバコを吸っていて、何度も禁煙した経験があるので、あまり大きなことは言えないが、タバコは20歳前に背伸びして吸い始め、本当の大人になって、もう背伸びの必要がなくなった頃には既に止められなくなっていて、禁煙を頭の隅のどこかで意識しながら、消極的に吸い続けている場合が多い。

私がタバコを止めたのは、妻のお腹に最初の子供が宿ったのがきっかけだった。 当時は「光化学スモッグ」とか「四日市ぜんそく」などのことが毎日のようにTVで報道されていた。
ある時、「暮らしの手帳」という雑誌に、
お父さんがタバコを吸っていると、その家の子供は「四日市ぜんそく」の空気より汚れた空気を吸うことになる。

という記事が掲載された。
これを読んで、それまで何度も失敗していた禁煙がそれほど苦労せずに達成できた。あれからやがて40年になる。

健康のことが気になる年齢になって、食事や運動に気を使ったり、人間ドックに入ったりしながらタバコを止めないなんてのはどうかと思う。
病院の喫煙室でタバコを吸っている人がいる。そんな人まで健康保険で診療しているのかと思うと、どうも納得いかない。
飲酒運転で交通事故を起こした場合、車の保険は適用外になるらしい。
健康保険だってそれと同じような扱いはできないのだろうか?
人間ドックなど成人病予防のための検診には健康保険がきかない。
新聞・雑誌・TVなどで、成人病の原因になると言われ続けているタバコをやめずに成人病になった場合の治療には保険診療がきくのは、どこか間違っていると思うなぁ・・・・。

2006.06.30

アーカイブス