ヒンヤリした気持ちの良い朝の空気です。
きょうは先ず今回の目的の奥の院へ行きます。その後でお昼過ぎまで見学して、帰る予定です。
拝観料を5つまとめた割引券が¥2500円でした。
奥の院までは、高野山入り口の大門から約2kmもある広大な所でした。こんなにすごい所だとは全く想像していませんでした。
この中にお寺が117もあって、ここだけのご朱印を集める人もいるとか。
いよいよこれより先が奥の院です。
参道には現代の著名な企業の創始者の墓所などが並んでいます。パンフレットによると、杉林の中には歴代の武将、織田信長、豊臣家、浅野内匠頭、越前松平家、石田三成、伊達政宗、上杉謙信、武田信玄などの供養塔が並んでいるらしいです。
下の画像中央の小さな橋より先は聖域で、撮影禁止だそうです。
お参りが終わり、ご朱印も頂いたので、駐車場に戻ります。
奥の院口の駐車場横に喫茶店がありました。ここのモーニングで遅い朝食です。
その後、割引拝観券で見て回りました。金剛峯寺、壇上伽藍、そして大師教会で暗くて何も見えないお堂の中でお坊さんのお話を聞きます。
歩いている時は良かったのですが、お話を聞いている間にすっかり冷えて、帰ってから風邪をひいてしまい、3日ほど寝込みました。
コロナかと思って、PCR検査を2回受けましたが、2回とも陰性で一安心でした。
銀行、ガソリンスタンド、コンビニ、小学校、高等学校、大学まである、大きな街です。
私の想像を遥かに超えた、とても繁華な街でした。
現金が残り少なくなってきたので、南都銀行のATMでお金をおろそうとしたら「このカードは今日は使えません」のメッセージでダメでした。たぶん土日は他の銀行のカードではダメなんでしょう。心細いけどしょうがありません。
次は壇上伽藍という所です。真っ赤な中門と根本大塔が目を引きます。
その中に「三鈷の松」というのがあり、弘法大師が三鈷を投げたら、高野山のこの地の松の枝にそれが引っかかっていたので、ここを修行の一大拠点として定めたとありました。三鈷の松の松葉は3本でした。
最後は徳川家康の霊台です。
徳川秀忠の墓所も同じ様式でそっくりな建物が建っています。
お父さんと息子が隣り合わせで仲良く並んでいました。入口に近い方が息子の秀忠、奥がお父さんの家康でした。
入口の大門が最後になりましたが、高野山の入り口にそびえる五間三戸の二階二層門で巨大な赤門です。
門の前は国道480号線。その下は崖ですが、登山道が付いていました。そこを3人連れが登ってきました。話を聞くとJRの高野山口駅か8時間かけて登ってきたと言っていました。
ちょっと下ってみましたが、大変そうな山道でした。そしておびただしい数の木の枝の杖が終点の所に山積みになっていました。
14時45分ごろ、高野山を後にして、そのまま素直に帰れば良かったのですが、371号線の先に龍神温泉があるらしい道路標識があったので、その方向に走ってみました。これが大失敗でした。
しばらく走ると、オイルランプのアラームが点灯しました。たぶんオイル交換時期のアラームだとは思うのですが、重大なアラームかも知れないと思うと心配です。
カーナビに近くにガソリンスタンドがあるマークがあるので、そこまで下ってみましたが、消防署や役所もある所でしたが、山の中のことですから土曜日は休みでやっていませんでした。
仕方なく、高野山まで戻って高野山のガソリンスタンドで見てもらおうとしましたが、ここも土曜日で忙しくて1~2時間待ってもらえれば見てみますという返事。
2時間も待てないので、オイル交換時期のアラームだと信じて、高野山から370号線を下って、恐る恐る帰ることにしました。
夜10時20分、滋賀県安曇川町の「道の駅 藤樹の里あどがわ」で車中泊となりました。