きのうやっと北陸甲信地方が梅雨明けしたとTVが伝えていた。
朝5時半、既にだいぶ高くなった太陽が暑くなりそう気配でホテルの窓から射し込んでいる。
6時半からの朝食までメールチェックや返事、今日のルート確認などで過ごす。
今日は金沢駅前まで約37km。その内中部北陸自然歩道は
朝食時間が早いのは大いに助かる。7時8分にはスタートできた。
しかし、最初に大きなミスをしてしまった。玄関を出るまでは直ぐ前のコンビニで昼食のおにぎりとお茶を買う予定でいたが、玄関を出て空を眺めたりホテルの写真を撮ったりしている間にすっかり忘れてしまった。
松井秀喜ベースボールミュージアムの写真を撮ったりして、高速道路を跨ぐ橋の近くまで来て弁当とお茶を買うのを忘れた事に気付いた。
根上町のグリーンビーチの近くにお茶の自動販売機はあるだろうと思って、そのまま行ってみると自販機がない。自転車道の入口は海水浴場になっているのでそこまで行けばあるだろうと思って、更に進んでみたがそこにもなかった。
弁当は非常食で何とかなるにしても、お茶がなくてはこの炎天下、命にかかわるかも知れない。仕方なくホテル前まで戻ることにした。
すると、さっきは気付かなかったが「松井秀喜ベースボールミュージアム」の前に自販機があるではないか。
500ml 4本買い込んで改めてスタートだ。既に7時45分を回っていた。
今日のルートは根上町のグリーンビーチから金沢市の犀川河川敷にある大豆田競技場までの31km余りはすべて自転車歩行者専用道である。
所々に屋根のある休憩所が設けてあるのもありがたい。
この自転車道の右側には北陸自動車道が徳光パーキングエリアまで平行して走っている。
その為か、飛砂防止のためと思われる木造の高い塀が延々と何kmも作ってある。
その幾何学的な構造物は見ていて美しい。(下中央)
パーキングエリアの前の海に突き出た人工の島が造ってある。『海上ひろば』という名前から、多分レジャー施設のようである。
海岸からはその形や大きさが良く判らないが、地図を見ると錨型をしていて陸とつながっていることが判った。
しかし、たくさん来ている海水浴客は、その右の砂浜の方に集まっていた。
この付近の海岸線は波の浸食によって年々砂浜がなくなっているらしい。
昔は、波によって持ち去られる砂の量と、川から流れ込む砂の量がつり合っていたらしいが、近年は川の上流に砂防ダムが作られているため、山から流れてくる土砂が少なくなって、砂浜の減少が激しいらしい。
それを防止するために海にテトラポットを沈める工事が盛んに行われている。
その効果は歴然で、テトラポットに向かって三角形の砂浜が形成されている様子が良く分かる。(上画像)
子供の頃には田んぼにいくらでもいたイナゴだが、最近は全く見られなくなった。
そのイナゴ君、農薬の心配がない海辺のイネ科植物で細々と子孫を受け継いでいたようだ。
ほとんど一直線に北上してきた加賀海浜自転車道も健民海浜公園で終り、東に方向転換して犀川沿いの犀川自転車道になる。
犀川の観音堂町付近の堤防を歩いていると「カラスウリ」の群生地があった。
草刈をした後に伸びたもので、まだ若いのか花芽は見えなかったが、近くだったら夕方レース模様のような花が開くところを見たいものである。
自宅の近くでも2~3箇所生えていると所を確認しているのだが、近年、堤防の草刈時期がちょうど花の時期と相前後するので花の咲くところを見る機会がなくなってしまって残念に思っていた。
夕方、蚊に刺されながらも花の開く様を見ていると、スローモーション撮影のようにゆっくり開いていくのが分かる。レース模様の花は、信じられない位に見事なものだ。
二ツ寺橋付近からは金沢の地上デジタル放送局の真新しい鉄塔が2本見えた。また、示野中橋付近には、本社が金沢だと聞いていたパソコンの付属機器でお馴染みの I・O DATA社が建っていた。
メンバー
1人
歩行距離
36.8km
福井から累計
123.9km
行動時間
11時間10分
天気
晴れ
宿泊
ホテルエコノ金沢駅前
LAN
〇
宿泊費
5,250円
昼食
650円
夕食
1,234円
非常食
1,148円
その他
1,010円
その他は お茶・牛乳・野菜ジュース・おやつ・入館料・ランドリーなど