我が家のクレジットカードがまた1枚増えることになった。家電販売店の100満ボルトのカードだ。
台所のIHヒーターの天板の耐熱ガラスにヒビが入ってしまった。Panasonicに聞いてみたら13年前の製品ですから部品があるかどうか調べてみないと分かりません。と言う返事だった。
そこで最近はどんな製品があるのか近くの大型電気店へ行って見てみることにした。IHヒーターは13年経っても、大きな進歩はないようだ。3個あるヒーター部分がすべてIHになっていたり、魚焼き部分がIHになっていたりと、若干の違いはあるものの昔のモノと大きな違いはなかった。新しく買い換えたところで劇的に便利になり様なことは期待できないが、魚焼き部分が油で汚れているのがきれいになる程度だ。
しかし、妻にとってはこれが一番うれしいことらしい。
と言うことで買い換えることにした。
むかし、100満ボルトのクレジットカードも持っていたことがある。ポイント還元率が0.5%と低かったので、買い物時のポイントを貯めるカードとしてのみ使っていて、支払いは他社の還元率が良いカードを使っていた。ところが他社のクレジットカードを使った場合はポイントが付かないという規則になってしまったので、100満ボルトのカードは解約してしまった。
しかし、最近、店内の広告を見ると、100満ボルトのクレジットカードには、長期保証の特典が付いているらしい。IHヒーターを買い替えるなら長期保証の特典を利用するために再契約をした方が得だと思ったので、また100満ボルトのクレジットカード(JACCS系)を持つことになった。
ポイント還元率は1%で普通のレベルだが、消耗品やパソコンサプライなどに限って3%の還元率らしい。
ただ、利用料が年間¥980円かかる。長期保証料を毎年¥980円支払うようなものだが、年間15万円分クレジットカードを利用すれば翌年のカード利用料金は無料になるらしい。ただ、還元率が高いカードを持っているため、果たして年間15万円分もこの100満ボルトのクレジットカードを利用する機会があるかどうか、甚だ疑問である。
■ ということで、我が家のカードは6種類+1になった
カード名 | 年会費 | ポイント 還元率 | 締日 | 引落日 | その他 |
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リクルートカードプラス | 2200円 | 2.0% | 15日 | 翌10日 | 還元率2%は最高。新規契約は終了。 Pontaポイントに等価交換可能 有効期限満了後もリクルートカードプラスを更新できるらしい(^^♪ |
リクルートカード | 無料 | 1.2% | 15日 | 翌10日 | 2016年9月からnanacoチャージはこれ 引落銀行の選択範囲が狭いため銀行の一本化ができなかった。 |
REXカード | 無料 | 1.0% | 月末 | 翌27日 | 1500ポイント毎にJデポ1500円分として支払額に充当できる。新規契約は終了。 2000円毎に20ポイントの還元 |
PLANTカード | 無料 | 0.5% 特定日 3.0% | 月末 | 翌27日 | 地元スーパーで特定日3%値引+0.5% 500ポイント毎にJデポ500円分を支払額に充当できる |
100満ボルトカード | 980円 年間15万円利用で無料 | 1.0% 特定品 3.0% | 月末 | 翌27日 | 家電製品の長期保証が付く 消耗品等の購入でポイント3% |
楽天カード | 無料 | 1.0% | 月末 | 翌27日 | 楽天市場はアマゾンに比べ自分が選んだ商品のページに無駄な広告が多く汚い。 ポイントの使い勝手も悪く、今や不要なカードだが無料だから持っている。 |
QuicPay | 無料 | QuicPayの支払いに指定しているカードに準じる 当然リクルートカードプラスに紐付けしている | チャージ不要の電子マネーだが機能的にはクレジットカードに近い。 |
■ カード別の年間利用額に対するポイント還元率の比較

しかし、リクルートカードプラスは年間利用額によって年会費が無料になることはないので、年間利用額が多くなればポイント付与率が公称値の2%に限りなく近くなるが、どこまで行っても2%になることはない。
これは注意しておかなければならない。ポイント付与率の高さだけでカードを選択してしまうと、かえってポイント還元率が低くなってしまうことがあるということをこのグラフは示している。
年会費がかかるリクルートカードプラスと年会費が無料のリクルートカードの損益分岐点は27万円であることが分かる。
このグラフから分かるように、年間利用額が27万円以下なら、年会費が無料のカードを選んだ方が無難だと言える。
また、REXカードは2017年10月支払い分から、ポイント還元率が2,000円に付き30ポイントが25ポイントに減額されるが年会費は無料になるという通知が届いた。還元率にすると1.25%になり、同じく年会費が無料のリクルートカード(1.2%)と僅差になる。
しかもリクルートカードのポイントは毎月の利用額に1.2%を乗じた計算だが、REXカードは2,000円に付き25ポイントの計算をする。そのため、端数が1,999円まではポイントが付かないことになり無駄が多い。
月間利用額が45,999円以下の場合は、還元率が高いREXカードの方がポイントが少なくなる逆転現象が起きることがある。(例えば39,900円の場合、REXカード=475ポイント、リクルートカード=478ポイント)
またJACCSから毎月届く「利用代金明細書」を見て分かったことだが、REXカードのポイントの計算はJデポという支払額の値引き後の金額で計算するのではなく、値引き前の金額で計算するようだ。つまり実際に支払う金額以上にポイントが貰えることになる。何という太っ腹!!
■ チリも積もれば山となる
ポイント1%と言うことは、1000円の買い物をしても、たった10円分のポイントが付くだけだと思うと、それほど気にすることもないと思う向きもあるだろう。確かに1回の買い物で得られるポイントは微々たるものに違いはない。しかし「塵も積もれば山となる」のことわざどおり我が家の場合で今年1月から6月15日までの累計を見ると¥3万8737円にもなっている。今後も同程度の支出をすると考えれば、年間のポイントは¥7万円を超えそうな感じだ。これは夫婦で1泊2日程度の旅行なら2回位は行けそうな額である。決して1%や2%位と侮ってはいられない額である。
<参考>リクルートカードおよびリクルートカードプラスのポイントはじゃらんの旅行代金に充てることが可能。またREXカードやPLANTカードのポイントは毎月の支払代金に充当できるため、楽天カードのようにポイント消化のための無駄な買い物をする必要がない。