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2022.07.20(水)

Windows 10 や 11 は Defender だけで十分?

パソコンのセキュリティソフトの性能を評価する第三者機関がありますが、その中で有名な第三者機関はオーストリアの「AV-Comparatives」 と ドイツの「AV-TEST」 だと思います。

この機関の性能評価から「ESET」を選んで、もうかなり長くなります。
自動継続でESETを購入しているので、上記の評価機関の評価結果もほとんど見なくなってしまいました。
そのため、Windows Defenderが急に高性能になって、他の有償のセキュリティソフトと引けを取らないレベルまで進化していたことを知りませんでした。

下記のサイトにWindows Defenderと有名なセキュリティソフト4社のAV-Comparativesのテスト結果を表にまとめたものが掲載されています。
https://locked.jp/blog/what-is-windows-defender/#Windows_Defender-3

上記によると、2020年4月の Real-World Protection Test(実環境でのマルウェアからの保護テスト)の結果は Windows Defenderが★★★3個になって、他社4つと同レベルになったことが分かります。
その一方で、その下の段のマルウェアがインターネットから直接ではなく、ローカルエリアネットワークやリムーバブルデバイスなどを介してシステムに侵入するシナリオをテストした結果の Malware Protection Test(マルウェアからの保護テスト)では、★1個に留まっていて「ESET」など他の4つには及ばない結果です。
更にその下のいわゆる動作の軽さを示す Performance Test(性能テスト)でも Windows Defenderは★1つで、PCの動作が「ESET」などよりも重くなることを示しています。

Windows Defenderが高性能になったことを知らずに、弟にも友人にも有償の「ESET」を購入してインストールすることを勧めてしまったが、結論としては、「ESET」や「Kaspersky」はマルウェアの検知精度とブロック能力、動作の軽さの点など全てにおいてWindows Defenderを超えた優れたセキュリティソフトだと言えますから安心しました。

「ESET」はスロバキアに本社をおくセキュリティソフト会社です。悪い評判は聞きません。第三者機関のテスト結果も常に上位にいます。
「Kaspersky」はロシアの会社です。昨今の世界情勢の影響で欧米や日本企業での利用中止が相次いでいるそうです。個人情報を抜き取られるとの噂もありますから、今の時期は使用しない方がいいかと思います。

ここで、マルウェアとは、コンピューターウイルスやワーム、トロイの木馬、スパイウェアなど悪意のあるソフトウェアの総称です。
中にはPCを勝手にロックされてしまい、全く操作ができなくなる場合があるようです。その上で元に戻したければ〇〇〇円を支払えと、高額なお金を請求されることもあるそうです。
こういう場合パニックになってしまいますよね。誰かに相談したいところです。そこでセキュリティソフトは性能がいくら高性能でもサポートがしっかりしていることも大切だと思います。

Windows DefenderはMicrosoftですからしっかりした企業ではありますが、巨大過ぎてどこへ電話すればいいのか分からない点も不安があります。
ESETは日本ではCanonが代理店になっています。私も何度か電話サポートやメールでのサポートを受けたことがありますが、非常に丁寧なサポートでした。また若干料金が高くなりますがESET以外のパソコン全般のサポートも受けられるようです。これはますます高度になっていくパソコン環境に付いて行くのが大変になっていく私のような老人にとっては、心強いのではないかと思います。

「AV-Comparatives」の最も新しいテスト結果は下記です。
https://www.av-comparatives.org/tests/business-security-test-2022-march-june/

この中で最初に表示される棒グラフ「Real-World Protection Test」は、インターネットサーフィン中に遭遇する可能性のあるオンラインマルウェア攻撃を模倣したテスト結果だそうです。
鼠色の棒グラフはブロック率で、長い方が優秀。赤はブロックできなかったもので、短い方が優秀。グラフの下の折れ線グラフは「擬陽性テスト」で正規のものを有害であると誤って識別した場合で、ゼロが優秀。

この結果から「ESET」とWindows Defenderである「Microsoft」が優秀であることが分かります。「Kaspersky(カスペルスキー)」も優秀ですが、上に書いた理由から警戒した方が良さそうです。

2番目のグラフはマルウェアがインターネットから直接ではなく、WiFiやUSBデバイスなどを介して侵入するシナリオを検討したものだそうです。
これによると「ESET」は他の製品に比べて若干劣りますが、信頼のおけない外部のWiFiやUSBデバイスなどを利用しなければ大丈夫だと思いますから、自宅だけで使っている場合はあまり気にしなくてよいと思います。

最後に【騙されるな】ウイルスセキュリティーソフトは買うな!というYouTubeをご紹介します。

2022.07.20

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