GPSwalking

2024.11.10(日)軽キャンをご紹介します

私の場合、手っ取り早く出来合いのキャンピングカーを買いましたが、DIYが得意な方なら、この程度のものは簡単に作ることは可能だと思います。

(画像はクリックで拡大します)
ベースはスズキエブリー4WD

色はもっと明るい色が欲しかったのですが、これしかなかったので、仕方なくこんな暗い色になりました。
室内をご紹介します。

幅=120cm、 縦=180cm、 高さ=100cm。(セミダブルベッドの広さ)

1人で寝るには十分です。夫婦2人でも寝られないことはないと思いますが、若干狭いと思います。
夫婦2人で長期間利用するには、ダブルベッドの広さ(幅140cm)以上が必要だと思います。

ベッドを外した状態
ベッドを外した状態

最低限必要な機能

  • フルフラット(真っ平ら)なベッド。(シートを倒してフルフラットと言っている車がありますが、あれでは不十分です)
  • 室内を真っ暗にできるカーテン
  • 車内で100V電源が使える、車用とは別のバッテリー(サブバッテリー)とインバータ
    またはポータブル電源
  • 窓には虫よけネットは必須
ベッドを置いた状態
カーテンを閉めた状態
サブバッテリー
インバータ 定格120w

虫よけ網戸

これだけで、一応快適に車中泊はできます。

インバータは車内で100V電源を使うために、DC24V → AC100V に変換するものです。
私の場合は電気敷布とパソコンが使えればいいので、定格出力は120Wしかありませんが、電子レンジや電気湯沸器を使う場合は1500Wは必要かも?

寒い季節は電気毛布などが使えるので暖かく寝れますが、逆に暑い季節は扇風機ぐらいしか使えないのが難点です。
そこで、できればエンジンをかけないでも冷房ができる別バッテリーによるエアコンがあるといいです。(私はありません)

左からインバータ・室内照明・メインSW
サブバッテリー駆動の室内照明
右側の小物の棚
左側の折り畳みテーブル
テーブルを出した状態
衣服をかける横棒

テーブルだったり、小物などを入れる棚だったりは、DIYの得意な方は腕の見せ所だと思います。
DIYをすると、だんだん凝ってきて、あれも・これもと設備を充実したくなると思いますが、コンセプトをどこに定めるかを予めしっかり決めておく必要があると思います。

それは、自炊をするのかしないのか、です。自炊をするのならどこまでするのか。と言うことです。
一番分かり易い例がトイレです。車の中にトイレがあると便利なようですが、後始末のことを考えたら、絶対に「公衆トイレを利用しよう」と言うことになるはずです。
キッチンもあった方が便利だろうと思いがちですが、排水タンクの排水や生ゴミは、何日間も車内には置けないし、どこにでも捨てられないので、これらの処理のことも一緒に考えておく必要があります。(車の後ろにゴミ箱や排水タンクが設置してあるキャンピングカーを見たことがあります)

便利なように、あれもこれもと考えていくと、どんどんエスカレートして、非日常を求めたはずが、どんどん日常に近いレベルになってしまうのではないかと思います。
最近のキャンプでは薪で煮炊きをするのではなく、ガスの火ですることが多くなっているようです。便利ですが日常に近い形ですね。

  1. キャンプ型  自然豊かな所で、ゆったりとした生活を楽しむ。
  2. 道の駅型   ホテル泊りの代わりに、どこででも泊まれる車中泊。
  3. RVパーク型  本格的なキャンピングカーで自炊をしながら旅も楽しむ。

私は田舎者ですから普段から自然が多い所で生活しているので、1番にはあまり興味がありません。きれいなトイレがあるSAやPAや道の駅で車中泊して旅行がメインの2番のタイプです。

3番は本格的なキャンピングカーを対象にしたもので、外部電源が取れ、水タンクに新しい水を満タンにできたり、排水タンクの水や、生ごみの処理もできるようです。
最近の新しい道の駅には、有料のRVパークが併設されている所もあります。
道の駅ごいせ仁摩道の駅越前おおの荒島の郷
一般的に道の駅は火器の使用は禁止ですが、道の駅のRVパークでは火器の使用が可能な所もあるようです。

定年退職して間もない頃、北海道の宗谷岬から日本縦断を目指して「e旅歩き旅」と題して、宿泊りの歩き旅をしたことがありました。
100日余りで鳥取市まで行きましたが、足の故障でその先は断念しました。その後、足は治りましたが、思い立った時ほどの意欲がなくなってしまって、その先を伸ばすことはできませんでした。

ピンからキリまでいろいろな宿に100泊以上泊りましたが、時々出会うキャンピングカーを見ながら、いつか自分もあのような車中泊の旅をしたいと思っていました。

その後、妻にキャンピングカーを買って、車中泊しながら日本中を旅しないか? と、持ちかけたことがありましかたが、妻は
「そんな貧乏くさい旅なら、私は行かない!」
と言って、全く興味を示しませんでした。

そうなんです。はっきり言って2番と3番の車中泊スタイルは「貧乏臭い旅」です。
本格的なキャンピングカーは1台数百万円すると思います。それだけのお金を掛けるつもりなら、いいホテルに泊って、美味しいものを食べ、いい温泉にゆっくり入って、贅沢な旅行ができると思います。妻の考え方が正解だと思います。
と言うことで、現在は普段にも車中泊にも使える軽キャンで、2番の「貧乏くさい旅」をしています。
その貧乏くさい旅では

  • 自炊はしない(家では100%自炊しています。外に出た時ぐらいは自炊をしたくないです)
  • お湯なども沸かさない(コーヒーやお茶はコンビニで十分)
  • 車中泊時はアルコール類を一切飲まない(元々アルコールは余り飲みませんが、車中泊は止まっているとは言え乗車中ですから尚更です)
  • 急ぐ旅ではないので高速道路は使わない。(ただし歩行者や自転車と混在しない自動車専用道路は安全性の面から使います。)

以上に徹することで、キッチンも冷蔵庫も水タンクも排水タンクも不要になり、生ゴミも出ない、いつでもどこでも寝られる「エコな旅」が、普段の生活費並みでできています。

シングル用のベッドパッドを置いた状態
毛布と布団を置いた状態
寝具を畳みました
後部のカーテンをした状態
衣類箱を置いた状態
屋根についている太陽光発電

私の場合は車の屋根に太陽光発電が付いていますが、こんなものはなくてもいいと思います。そんなに長時間、昼間に停車していることはありません。(長時間停車している夜中は発電しないので、無意味です)

今の軽キャンで不満に思っている事

  • 電動式スライドドアが欲しい。
    後部ドアが手動式のため閉めるときに「バタン」と大きな音がするので近くの車に気兼ねする。
  • 別バッテリーで動作するエアコンが欲しい。
  • 軽4の貨物だから音がうるさいので、もう少し静かな車の方がいい。
  • 窓ガラスの上げ下げが、車のキーをONにしないとできないのは不便。手動式またはサブバッテリーで上げ下げできると良い。
2024.11.10

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